作品集 gallery無鉛ステンドグラス(フュージング)

1420「竹林」

竹林に雀が戯れる絵が好きで、このところ水墨画でよく描いています。 雀は水墨画によく合います。茶色の帽子や黒い頬の斑、グレーの体色。 画面に、派手な色を付加することなく、面白みを添えることが出来ると思います。

この作品は、玄関の引き違い扉の上に付けるそうです。 施主様は、昼は室内側から、夜は外側から見られるように照明を設えると仰っていました。 フュージング画は、着色が薄めのため、和の空間によく馴染むと思います。

下の部分拡大図を見ると、右端の雀の頭が白く光っています。 これは、鳥の部分が立体的に盛り上がっていることを示しています。 アンバーやオレンジ、茶のガラス・パウダーを幾重にも散布し、焼成を繰り返して、 立体的かつ雀に近い色を出しました。 竹の意匠は、実際より少し細めにし、さらに枝も意図的に下のほうから出しました。 玄関で、お客様をやさしく迎える絵になるといいです。

サイズ: ガラス部分 横820×縦450mm×厚6mm×2枚構成
設置場所: 岡山県 個人邸 玄関の欄間
制作経緯: オーダーメイド
制作過程: 詳しくはブログの記事で
制作年度: 2013年

1420「竹林」(実際は横長)
達風ステンドグラス「竹林」(実際は横長)

1420「竹林」(部分拡大)
達風ステンドグラス「竹林」(部分拡大)

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