作品集 gallery無鉛ステンドグラス(フュージング)

1606「竹林」

ほぼクリアに近いグリーンの斑入りベースガラスに、裸婦の描線は、白い陶器のようなガラスを被せて描いています。 竹の図柄も同様に白ガラスです。

大理石の彫像のような清潔感を出したくて、ほとんど色を使いませんでした。 裸婦の輪郭やシワは、被せてある白ガラスの厚さで表現しています。 近くで見ると、レリーフのように凹凸があります。

厚紙で様々な曲線のマスクを作り、このマスク越しに白いガラスパウダーを少しずつ落として、焼成で定着させる という工程を延々続けて、デリケートな濃淡を作り出しています。 サンドブラストにも近い出来ですが、サンドブラストほどエッジが効かず、ぼんやりとした温かさが出たと思います。

全体に透明度が高いので、背後の色で、全体の印象が変わります。 実物は、木製額に入っていますので、壁際や窓辺に吊るして飾れます。 置く場所によって、色々な表情を楽しめる作品です。

サイズ: ガラス部分:横32cm×縦61cm×厚4mm
設置場所: 東京都:個人宅
制作経緯: 自主制作
制作過程: 詳しくはブログの記事で
制作年度: 2014年

1606「竹林」(ガラス部分のみ黒い背景のまで撮影)
フュージング画「竹林」(ガラス部分のみ黒い背景のまで撮影)

1606「竹林」(ガラス部分のみ白壁の前で撮影)
フュージング画「竹林」(ガラス部分のみ白壁の前で撮影)

1606「竹林」(部分拡大)
(部分拡大)

タイトルとURLをコピーしました