作品集 gallery無鉛ステンドグラス(フュージング)

20014「うつろい」

季節の移ろいを、1本のモミジの樹の中に表現しています。 下の方から、春の淡い緑→夏の濃い緑→上の方は色づき始めた葉。
このモデルの樹は、いつもウォーキングしている自然公園の中にあります。 1本のモミジがどのように紅葉していくのか観察していると、表面というか上の方から始まるようです。 日当たりか、風当たりが強いところからなのでしょうか。 いずれにしても、緑とオレンジ、赤が同居している短い期間は、とても美しいです。
また、キジも同公園内で良く見かけます。オスは、縄張りを主張して羽ばたきながら良く鳴いています。 メスは子連れのときもあり、小さくてかわいいです。

技法的には、色ガラスのパウダーをモミジの葉の形に置いて、焼成しました。 7回ほど繰り返し、また重ねて焼成して、深みとグラデーションを出しています。 最後に、グリザイユと言う金属粉を主原料にしたステンドグラス用顔料で、輪郭と陰影を描き、焼成しています。

販売時は、木製額にお入れしてお届けします。 窓辺に吊るして光を通して見る場合と、壁際に吊るして反射光で見る場合とでは、表情が異なります。 どちらでも楽しめます。

サイズ: ガラス本体外形: 横48cm×縦81cm×厚4mm×2枚
木製額: 横56cm×縦91cm×厚4cm×2枚
設置場所: 長野県:個人宅
制作経緯: 自主制作
制作過程: 詳しくはブログの記事で
制作年度: 2018年

20014「うつろい」
フュージング画「うつろい」

20014「うつろい」(透過光で撮影/背後は庭)
(透過光で撮影/背後は庭)

20014「うつろい」(部分拡大写真)
(部分拡大写真)

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