《1》 製図によるケガキ
ステンドグラス制作で、ガラスに油性マジックで線を描くことを「ケガキ」といいます。
建築用語での「墨付け」に相当します。
多くの場合、ケガキには切り刻んだ型紙を用いて、その輪郭を写し取る作業となりますが、
今回は型紙を用いず、ガラス上に直接製図します。
これは、ピースの形状が直線のみを用いた、単純な形状だからできることです。
ケガキには、細目の油性マジックを使用して下さい。
製図によるケガキの最大の特長は、捨て代が少なく、ガラスの無駄があまり出ないことです。
長方形ピースはもちろんの事、台形のピースも互い違いに上下反対に配置すると、隙間なく配置できます。