《1》 コパーテープ巻き
生計の終わったガラスにコパーテープを巻きます。
ガラスは全てトランスペアレントですので、コパーテープの粘着面が透けて見えてしまいます。
ですので、バックコート有りの(粘着面が黒い)テープを用います。
《2》 最外周のピースの節約
テープの巻き方は、基本的には前2コースと同じですので、一度見てみてください。
ここでは最外周のガラスについて説明します。
最外周に面した部分は最終的にはレッドケイムの溝に差し込まれ、隠れてしまいます。
ですので、この隠れる部分にはコパーテープを巻く必要はありません。テープ節約のためです。
《3》 割れの補修
凹カーブにコパーテープを巻くと、周囲のはみ出し部分を手で倒す段階で、テープが割れてしまうことがあります。
コパーテープは文字通り金属の銅で出来ているので、ある程度伸びます(展性がある)。
ですので、乱暴に折り返すのではなく、スピーン曲げのようにこすりながら徐々に倒していけば、テープが割れずに倒れることも多いです。
それでも、凹が急な場合は、やはりクサビ型に割れが生じてしまいます。
割れてしまったら、1/4"幅の太いテープを用い、10mmくらい切ります。
この小さなテープ片を、割れた部分を包み隠すように貼り付けます。ガラスの表から裏に、挟むように貼ります。
そして、ラスキン等のへらでガラスにこすり付けます。テープのはみ出した部分をカッターナイフで切り落として完了です。
実はコパーテープは部分的に2重になっていても問題ないのです。
《4》 組み立ての準備
コパーテープを巻き終えたピースを、切断していないもう一枚の型紙(=組み立て用)の上に並べます。